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国土交通省が地方交通IT化を支援 [鉄道]

タイトルを見ればもっともな感じなのですが、記事を見ると霞ヶ関の役人の考えることは一味もふた味も違います。
地方交通IT化を支援=廉価版システム開発へ-国交省
記事によれば、
「開発するのはIC乗車券のほか、携帯電話やパソコンへの車両位置・遅延情報発信システム、デジタル時刻表、乗降客情報を把握するシステムなど。全国の地方鉄道会社(約100社)や乗合バス会社(約500社)への普及を目指す。」
としています。国交省でまた新しいICカード乗車券を開発するつもりのようです。私は関東圏に住んでいますので、その感覚で書きますと現在、関東一円でICカード乗車券に未対応の鉄道会社は銚子電鉄、流鉄、いすみ鉄道、小湊鉄道、富士急行(バスは対応済み)、秩父鉄道、 上毛電鉄 上信電鉄 こんなところでしょうか・・・いずれもPASMO加入事業者でも不思議ではないのに導入されていません。 導入に対してシステムの検証にお金が掛かる為に新規業者、既存業者共に参入に消極的であるといわれています。 便利なシステムなのに、ちょっとしたことで広がりが止まっているわけです。
鉄道に関して考えるとJRから接続して自社線完結が多く、近年はワンマン運転も多くなっています。 ここから考えられることは「あまり複雑な料金計算は必要なく」「東京都心のような混雑を考慮する必要は少ない」とすればカードリーダ/ライタはJR東日本の特急列車の車内販売で使用されているカードリーダで充分対応できるのではないかと考えるのです。 とても小さな端末ですが車内販売のワゴンの商品のデータが記憶できる容量はすでにあるのですし、それほど大掛かりな仕様変更を必要とするとは思えません。 
国交省のやり方は、単に新たなICカードを乱立させるだけの気がしてなりません。それは利用者不在、事業者の意向無視の旧態依然の税金の無駄使いでしかありません。
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コメント 2

NO NAME

廉価版システムの意味を取り違えていませんか?
ハンディタイプのリーダライタの裏には高額なサーバシステムが控えているわけですが…



by NO NAME (2009-09-14 20:12) 

うのきち

文章が下手なので、誤解されたら申し訳ない。
ご指摘のとおり、目に見えない部分を含めて高額なので、ICカード乗車券未導入の会社は費用対効果に見合わないと考えているのだと思います。
しかし国が独自のICカードを廉価で作って、導入してもその路線でしか使えない可能性が高く、利用者にメリットが無い。と思うのです。ならばその予算で事実上スタンダードになっているSuica/Pasmoへ参入補助のほうが効果的ではないか。 と私は思うのです。
by うのきち (2009-09-14 21:38) 

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